
比嘉 傳三 (Higa, Denzo) さんを偲ぶ作品
「私たちは二度死ぬ」という格言があります。
最初の死は肉体の死
二度目の死は名前を呼ばれるのがこれで最後というときです。
When You Call My Nameは、第二次世界大戦中、東南アジアおよび太平洋諸島から移送された、またはオーストラリアとニュージーランドで身柄を拘束された「敵国日本人」としてオーストラリアとニュージーランドの収容所に抑留され、そこで亡くなった人々を偲ぶ共同プロジェクトです。
その人々には台湾出身者26名、朝鮮半島出身者1名、タイ出身者3名も含まれています。なぜなら、太平洋戦争中は台湾と朝鮮半島は日本の支配下にあったためす。タイ出身者は、最初はニュージーランドの収容所に抑留されていたものの、「抑留者交換」を目的とし、同国からオーストラリアへ飛行する途中の飛行機が墜落事故を起こしたという不幸なできごとのため、日本人と一緒に亡くなったのです。
現在、オーストラリアのニューサウスウェールズ州のカウラにある日本人墓地に192名の人々が埋葬されています。飛行機の墜落事故で亡くなった11名はオークランドのワイクメテ墓地に埋葬されており、蘭領東インドからオーストラリアへの海の途中で亡くなった2名は海葬されました。このプロジェクトでは、参加者それぞれが特定の抑留者に関する情報キットを受け取りますそして、それぞれの主題の2Dアート作品または他の作品の写真を提出します。各作品には抑留者の名前を入れてください。作品はオンインで展示され、カタログに印刷されます。出来上がった作品は大規模なコラージュ作品として展示される予定です。
詳細: https://mayu.com.au/WhenYouCallMyName/