ヤスキチ・ムラカミ リーディング上演

早稲田大学小野記念講堂

2022年6月24日(金)14:45開演
2022年6月25日(土)13:00開演

25日 – 終演後、シンポジウムを開催します(金森マユ、橋本邦彦、鳴嶋輝美、菅田華絵、佐和田敬司、出演者ほか)

開場は開演30分前

学外の方はオンラインでの視聴をお願いします。

お申し込みは6月1日(水)から受付を開始します。視聴無料。https://murakami.mayu.com.au/online_link/

早稲田大学 演劇・舞台芸術全学副専攻全体活動

クリエィティブ・チーム

作  金森マユ

翻訳 佐和田敬司

演出 菅田華絵

出演 椎名慧都 花田孝文 小澤英恵

声の出演 遠藤剛

サウンドデザイン:鳴嶋輝美

照明:桜井真澄(株式会社東京舞台照明)

宣伝美術:村岡稚恵

撮影・配信:小山太郎 

写真 撮影:村上安吉 ・ 提供:村上ファミリーアーカイブ

協力 在日オーストラリア大使館 

 

 

 

 

Yasukichi Murakami – Through A Distant Lens について

村上安吉は、1897年に日本からオーストラリアに移住し、ウェスタンオーストラリア州ブルームで写真家、企業家、発明家となりました。また家族とともに1934年にノーザンテリトリーのダーウィンへと移り、写真館を開業しました。戦前のオーストラリアの多文化社会を写し取った村上の写真は、戦争によって散逸してしまいます。『ヤスキチ・ムラカミ』は、村上と同じ写真家で、現代のオーストラリアで仕事をするマユが、村上の写真の行方と、彼の日豪の足跡を追い求めるドキュメンタリー・ドラマです。2014年にダーウィン・フェスティバルで初演され、国内の再演も好評だった本作を、このたび日本で初めてリーディングします。

佐和田敬司 プロフィール

翻訳家(第 10 回湯浅芳子賞受賞)、早稲田大学教授。著書に『オーストラリア先住民とパフォーマンス』(東京大学出版会)、『現代演劇と文化の混淆』(早稲田大学出版部)。翻訳書に「オーストラリア演劇叢書」①~⑭(オセアニア出版社)。近年の舞台翻訳に『ミス・タナカ』 (江戸糸あやつり人形・結城座)、『エブリマンとポールダンサーたち』(新宿梁山泊)、『ジャック・チャールズ vs 王冠』(字幕/ふじのくに⇄せかい演劇祭)、『ジャスパー・ジョーンズ』(名取事務所)、『フューリアス~猛り狂う風~』『女と男とシェイクスピア』『面と向かって』(俳優座)、『聖なる日』『リムーバリスト―引っ越し屋―』(俳小)など。

菅田華絵 プロフィール

横浜市出身。日本女子大学文学部英文学科卒業。『マンザナ、わが町』(作:井上ひさし)を演出した後、劇団俳優座演劇研究所に入所。劇団俳優座文藝演出部新人発表会『ハサミ、紙、石(じゃんけんぽん)』(作:ダニエル・キーン 翻訳:佐和田敬司)、劇団俳優座Labo公演『フューリアス~猛り狂う風~』(作:マイケル・ガウ 翻訳:佐和田敬司)とオーストラリアの戯曲に取り組んでいる。また、『象』(作:別役実)にて別役実フェスティバルにも参加。劇団俳優座特別公演 朗読『戦争とは…』では演出・構成を担っている。現在、劇団俳優座文藝演出部所属。

金森マユ プロフィール

シドニーを拠点に舞台、写真、ビデオ、インスタレーション、ラジオ、ドキュメンタリー制作など、オーストラリアにおける日本人・日系人の経験を主体とした作品を制作発表している。舞台作品は『The Heart of the Journey』、『CHIKA: A Documentary Performance』、『In Repose』、『You’ve Mistaken Me For A Butterfly』など。写真展は『Unseen Faces of Japan』、『素顔のオーストラリア』、『定住とはなんだろう:オーストラリア』など。ラジオプロデューサーとして、国連メディア平和賞多文化問題推進賞受賞、ウォークリー賞優秀ジャーナリズム賞の最終選考など。オーストラリア箏曲院(Koto Music Institute of Australia)理事、及び、草の根グループ『日系オーストラリア』の創立メンバー。

 

ABOUT MURAKAMI 金森マユのプロセスブログはこちらから https://aboutmurakami.wordpress.com/

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