居心地良さを離れるということ

熱帯低気圧『ルカ』が西オーストラリアの北端に暴風を及ぼした3月17日の午後、浄土真宗本願寺派(西本願寺)オーストラリアの渡部重信ご住職をブルームの日本人墓地で供養を行うための資金集めが目的のファンドレージングイベントart, music & food for buddhismを行いました。 1800年代の末期から 西オーストラリア、ブルームの真珠産業で働いていた多くの出稼ぎ労働者が『ルカ』のようなサイクローンに襲われ、その短い生涯を終えたのでした。

ブルームの日本人墓地には真珠貝産業に従事していた日本人919人が眠っています。真珠産業の盛んな時代にはお坊さんが供養を行っていたのですが、最近その習慣がなくなり、日本人と地元アボリジニ達との間に生まれた子孫達が仏教供養を強く望んでいます。法要だけではなく、日本人が残していった盆踊りなどの行事を子孫に受け継いで欲しいとも願っています。

ブルーム日本人墓地 撮影、金森マユ

アーチストという職業は時折アーチスト・レジデンシーという形でよそのコミュニティーに入り込み、アートを創らせて頂き、それを展示し、そして自分の住む場所へと帰って行きます。しかし何度も同じコミュニティーで創作活動をさせて頂くことにより、自分の創作活動以外の部分でコミュニティーに貢献しようと思う時が来るものです。アーチストだけではなく報道をするジャーナリストも、調査をする学者も、橋を創るエンジニアも、自分の快感帯を離れ,今まで支持してくれた人達に恩返しをする時がくるはずだと思います。

自分の快感帯から離れることによりはじめて得る教訓は様々で、自分の今までの欠点や未熟さに気がつき、恥じらい、そして今後その教訓を身につけて行く一種の人生の曲がり角のようにも思えます。

多くの参加者やファンドレージングのためのオークションに作品を寄付してくださったアーチストの方々、ボランティアで公演をしてくださったミュージシャン達、茶道のデモンストレーションを行って下さった裏千家の皆さんや沢山のボランティアの方達に助けて頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。

アーチストの皆さん:

Hayley Anderson, Satomi Aoki, Hiromi Ashlin. Fred Aw. Alfonso Calero, Kazuko Chalker, Felicity Clark, Hideo Dekura, Sandy Edwards, Katy Fitzgerald, Luke Hardy, Amanda James, Jumaadi, Miyuki Kishida, Michele Mossop, Yukie Ota / Koto Music Institute of Australia, Vienna Parreno, Moshe Rosenveig, Deborah Ruiz Wall, Yutaka Sawasaki, Lisa Sharkey, Roslyn Sharp, Mitsuo Shoji, Peter Solness, Maree Stenglin, Mary Van Den Berk, Kay Watanabe, Tom Williams, Tomoko Yamada, Yuko Yamamoto / Koto Music Institute of Australia, Setsuko Yanagisawa, Ren Yano と私、(Mayu Kanamori).

茶道デモンストレーションやおにぎりを作って下さった良子フリーマンさんをはじめとする裏千家シドニー協会の皆様。

協賛、広報をしてくださったシドニー日本クラブJapan Club of Sydney の皆様。

お皿やナプキンをご提供くださったSydney Packaging Pty Ltdさん。

クリップボードとワインを寄付くださったFDC Fitout さん。

広報のお手伝いをしてくださった Pop Up-Publicityの Cassie Frenchさん。

アドバイズをしてくださった Images of Life Force Auctionの Katy Fitzgeraldさん。

ためになるお話とお経をあげてくださった宗本願寺派(西本願寺)オーストラリア渡部重信先生。

そして会場やお料理を提供してくださった私の昔からの親友柳沢勢津子さん、パートナーの Ben Crisafulliさん、そして Yuga Floral Cafe & Galleryのスタッフのみなさん。

人は自分を差し伸べることにより、それ以上に与えられるということを改めて感謝と共に感じております。

金森マユ

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